今回はStable Diffusion WebUIの操作画面の使い方、画像生成のやり方を初心者の方でもわかりやすく解説しようと思います!
インターフェイス(タブ)
txt2img

基本の操作画面タブになります。txt2imgとはテキストまたは文章から画像を生成することを言います。
img2img

txt2imgの隣にあるのがimg2img。画像から画像を生成するためのタブになります。

ちなみにtxt2imgからでも、生成された画像を元に下のSend to img2imgからimg2imgタブが開くことができます。
Extras

画像のアップスケール(高解像度化)などに使用します。
resizeのバーを操作すれば元の画像をどのくらい高解像度化するか設定できます。個人的には1.5~2の値がおすすめです。3以上だと生成時間が長くなるのとそこまで高解像にならないからです。
PNG info

生成したイラストの情報などを確認できます。過去に自分が生成したイラストのプロンプトや他の人が作ったイラストのプロンプトなど調べることができるので便利な機能です。
Checkpoint Merger

Checkpoint Mergerとは、既存のモデルとモデルを合成(マージ)する機能になります。
Train,Settings,Extensions
Trainタブは学習機能になります。
Settingsタブは設定画面になります。
Extensionsタブは拡張機能を追加インストールするときに使います。
こちらの機能や設定は初心者の方はとりあえずデフォルトのままで大丈夫です。
画像生成手順
プロンプト(呪文)の入力

上の画像txt2imgタブの赤枠内に生成したいプロンプトを入力します。プロンプト(呪文)とは「画像の中に描いてほしいもの」をAIに指示するための文章です。Stable Diffusionの場合英語入力になります。
生成したい画像が思い浮かばない場合はまず「girl」とだけ入力しておくといいでしょう。
ネガティブプロンプトの入力

ネガティブプロンプトとは「画像の中に含めて欲しくないもの」を指示することです。
手や足などの奇形を防いだり、イラストのクオリティを上げたい場合などに役立ちます。
よく使われているネガティブプロンプトの例文を載せておきます。なんでもいいやという人はとりあえずこちらをコピペで貼ればオッケーです。
nsfw, (worst quality, low quality:1.4), lowres, bad anatomy, bad hands, text, error, missing fingers, extra digit, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, signature, watermark, username, blurry
Sampling method

デフォルトはEuler aになってます。デフォルトのままでも大丈夫ですが、DDIMやDPM++ 2M Karrasが高速で高クオリティの画像を生成してくれるサンプラーなのでおすすめです。
sampling steps

sampling stepとはノイズを除去してくれる回数を示します。この値の数が多いほど、高クオリティのイラストを生成してくれますが、step数が多くなると時間がかかるため、高すぎず低すぎない値が理想です。個人的には20~40がおすすめです。
Restore faces,Tiling

この二つは二次元イラストとは相性が悪いので割愛します。
Hires.fix

前述したExtrasタブと同じアップスケーラー(高解像度化)です。しかしtxt2imgで最初からアップスケーリングして生成すると奇形になりやすいのでチェックしなくて大丈夫です。
アップスケーリングを行いたい場合は画像生成後にSend to extrasまたはSend to img2imgでHires.fixチェックマークして、バーの値を1.5~2.0辺りに設定しておくと上手く高解像度化できます。
Width,Height

いわゆる画像サイズ(アスペクト比)になります。Widthが横の長さでHeight縦の長さになります。初期値は512:512の正方形になります。
以下の値はよく使われている比率になります。縦横入れ変えることで縦長か横長にすることができます。
3:2(768×512)
4:3(683×512)
16:9(910×512)
Batch count,Batch size

Batch countは画像生成を行う回数です。Batch sizeはBatch count1回につき同時に何枚画像生成するかの数値です。例えばBatch countが2でBatch sizeが4にした場合、同時に4枚の画像生成を2回行うことになります。
CFG Scale

プロンプトに対してどれだけ忠実に再現するかの値です。
初めのうちはデフォルトのままで大丈夫です。
Generate、画像生成開始

ここまで設定できたらあとは右上にあるオレンジ色のGenerateボタンで画像生成開始できます。
画像生成中にスキップしたい場合はSkipのボタン。中断したい場合はInterruptのボタンを押すと中断できます。
最後に

生成された画像はこちらのoutputsフォルダ内に保存されております。
以上が大まかな画像生成方法、Web UI操作画面の使い方解説でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。この記事がお役に立てれば幸いです。